私の両親と二世帯で暮らす我が家でした。
年々、体力は衰えてきてはいましたが
娘を頼ることもなく、
日常の生活をしていた母でした。
そんな元気な母が突然、急性心停止・・・
先月の31日、急逝してしまいました。
通夜、告別式を終え、片付けを少しずつしています。
いつものように、明日のお米をセットし、
アサリの味噌汁を作るつもりだったのか
水につけてありました。
テーブルの上には編みかけの黄色の毛糸とかぎ針が。
お風呂から上がったらまた続きを編みたかったのでしょう。
直前まで元気だったのです。
あっけない別れでしたが、苦しむことなく、長患いすることなく、
幸せな最期だったと思うようになりました。
できれば、私もぽっくりと逝きたいものです、母のように。
せっせと手を動かして縫っていた、
たくさんの刺し子の布巾が遺品として残りました。
子供たち(母にとっては孫)も家庭をもったら、
おばあちゃんのこの布巾、使ってね。